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バレーボール✖️恋

第4章 オリエンテーション合宿



「お?メガネちゃん1人?ちょうどええやん♪」


なんと宮侑だった


『・・・あの、誰の部屋と勘違いしたのか知らないですけど…
間違ってますよ?』

下から睨み上げるようにして冷たく言い放つ

ホント勘弁してほしい
この顔だけは1日にそう何回も見たくない



「え?ここメガネちゃんの部屋やろ?来る途中廊下にいた女子に聞いたらここ言うてたし?」


ーーーー⁇⁇
頭が真っ白になる


この男が私に一体何の用があるというのか?
しかもさっきから人の事をメガネメガネって、、、



『・・・何か用があるなら手短にお願いします…』

「相変わらず冷たいな〜。てかそんな怖い顔せんでくれる?傷つくやん。」


傷つく、、、?
どの口が言ってんだか…。

密かにため息を吐く

宮侑と2人きり、という状況が心底嫌だ。
そして私が嫌がってるのをこの男は多分分かってる
分かっててこの状況を楽しんでる、そんな意地の悪い顔をしてる。


ここで食って掛かっても宮侑の思うツボだしひとまず冷静にならないと……



『もうすぐ部屋の子が戻って来るんで、とりあえずそこをどいてもらえませんか?
話しがあるなら廊下で聞きます。』


苛立ちを鎮めて落ち着いた口調で切り出した

部屋で話すより廊下に出れば自然とこの男は人目につく。
そうなれば女子に囲まれ、その隙に私は部屋に戻って鍵を閉める→作戦成功!

そんな算段を立てた


でも現実はそんなに甘くなかった


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