• テキストサイズ

バレーボール✖️恋

第4章 オリエンテーション合宿



リュック、デカいな。
難攻不落の山でも登る気やろか…


ほんま不思議な子やなぁ。


入学式で壇上に立っていたいかにも真面目な女子。
よくいる性格のキツい委員長タイプかと思ったらそうでもなかった

クラスの委員長を押し付けられた時、分厚いレンズの奥の目は動揺で泳いどったし、前に出て喋る時は唇が僅かに震えてるのを目にした。


ほんまは委員長なんて不向きなくせに、それでも嫌とは言えず受け入れてしまう損な性格。

隣の席から観察したはそんなところやった。



もちろんそこに特別な感情はない







せやなのに……


の僅かな表情の変化を他の男に見せたなくて、気付けば無意識に新田の襟首を掴んどった。



「他のヤツには内緒や」



そんな事を口にする自分に驚いた


俺の中で生まれた独占欲ーーーー。



そこから気付けばを目で追うようになっとった。


/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp