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バレーボール✖️恋

第4章 オリエンテーション合宿


治side


見てくれがどんだけ良かろうがモデル並みのスタイルをしてようが

化粧臭い女、媚び売る女は嫌いや



「治君、隣歩いてい?」

上目遣いで俺の袖を摘んできた。

はぁ〜…と腹の底でため息を吐く

こういうの、ほんま嫌いや。
男は上目遣いに弱いとか勘違いしてるやつ。
あざと可愛いとかよう聞くけど、こんなん好きなヤツホンマにおるんかな。


いや、、、身近におったな。
ツムはそういうベタなやつ好き言うてたわ。


けど俺には通用せんで、ソレ。


摘まれた袖を振り払い、ズボンのポケットに腕を突っ込む
どさくさに紛れて手なんて握られたらたまったもんやない。



「ーーーーええけど。」


ほんまは嫌やけど、同じ班やしここは仕方なく頷いた

こんだけあからさまな態度とってんのに坂下と森は嬉しそうに隣を歩いとる。


ーーーーべちゃくちゃよう喋るしホンマ面倒くさ。

何やら色々質問されたけど適当に受け流した

俺の頭ん中は昼メシの事と、、、

数メートル前を黙々と歩くに目を向ける


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