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バレーボール✖️恋

第3章 出会い


校舎を出ると部活終わりの生徒がちらほら見えるけどその中に背の高い集団はいない

ーーーバレー部、まだ終わってないのかな。

さすがに部室の方まで行く勇気はないしあくまで偶然を装いたい
ゆっくりとした足取りで門の方へと進みつつも時折振り返ってみる。


ーーーやっぱり来ない…今日はダメか。。。

信ちゃんが来る気配はなく、諦めて1人帰る事にした。


タイミング合わせるのは難しいなぁ…
朝は毎日朝練で先に行っちゃうし、1年と2年じゃ校内で顔を合わせる事も難しい。


ーーーせっかく同じ高校に入ったのにうまくいかないもんなんだな…。


バス停に着きしょんぼりとベンチに腰を下ろす


今度会った時に次の休みはいつか聞いてみようかな…。
そんな事を考えながらぼんやりとバスを待っていると、後ろの方から聞き覚えのある声が聞こえてきた



「あーー腹へったな〜〜」
「夕飯何やろ」
「昨日カレーやったしどうせカレーや。
おかんカレー作ると最低でも2日はもたせるからな。」
「せめて今日はカツつけてくれへんかな〜」



・・・・・振り向かずともわかる。
近づいてくる足音とこの声は、、、、



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