第3章 出会い
翌日
今日もお気に入りの窓際に座り本を読み耽っていた。
ふと窓の外に目を向けると外は薄暗くなっていて随分時間が経っていた事に気付く
ーーーもうこんな時間…
昨日読めなかった本を読んでいたらつい夢中になってしまった
昨日の今日で図書室に来るのは気が引けたけど、ここは私のお気に入りの場所、そう易々譲る気はない。
そもそもここは図書室、本を読んだり勉強する場所なんだから!
読んでいた本を棚に戻し帰り支度をする。
信ちゃん、そろそろ終わる頃かな……
もう一度チラッと時計に目を向け時間を確認する
ーーーーよし。
淡い期待を持って図書室を後にした