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バレーボール✖️恋

第14章 秋、深まる


思わず耳を疑った。
だってあの"宮侑"だ。



「そう、3年の女子でも泣いてる子何人かおったし。
噂じゃ本命の彼女が出来たとかで遊びはやめたって。治君何も聞いてへんの?」

「前からアイツの女関係の話は聞かないようにしとるんで。」

「ハハ、そっかー。でもさ、あの侑君が女遊びをやめちゃう程の彼女ってどんな子なんやろね?ちょっと見てみたいわ〜!」


『・・・・。』


ーーーー意外、だった。

特定の彼女を作らないで広く浅い付き合いしかしないタイプだと思ってた。


人って変わるもんなんだな………



かく言う私も変わったほうなのかも。
人見知りの男嫌いだった私が治君と付き合ってるんだから。




宮侑とはあのデイキャンプ以来、まともに口を聞いてない。
新学期が始まって角名君とは普通に話すけど、宮侑とはあの日の気まずい空気のままだ。

私から話し掛ける事はまずないし、宮侑から絡んでこなければ同じクラスとは言え接点はない。




別にこのままでも良いんだけど、、、




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