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バレーボール✖️恋

第13章 2回目の夏


侑side



「で。何がどーなったら2人ともこうなるん⁇」

『・・・私のせいで治君まで…。ホントごめんね……』

「いや、をちゃんと支えきれんかった俺が悪いねん、こっちこそホンマごめんな?」

『そんな治君は悪くないからっ‼︎鈍臭い私が悪いんだから‼︎』


「待て待て待て。どっちが悪いとか今は別にどーでもえーねん。」



苦笑いを浮かべ顔を見合わせるメガネとサムを前に思いっきし溜め息を吐く。



ガキんちょと飛び込み勝負をしてる最中、コイツの悲鳴が聞こえてきたから慌てて戻って来てみたら…

何故か2人とも服がびしょ濡れやった。



別に気になって見てたワケちゃうけど、数分前までは岩場に座って喋っとったはずやのに。


てかこんな状況やのに2人とも顔が緩んでないか?
特にサムは一目瞭然、コレ絶対何かあったやろ。


何があったんや?とサムの顔をまじまじと観察してると、メガネがおずおずと申し訳無さそうに口を開いた



『川で冷やしてたスイカを取りに行こうとしたら足を滑らせて……治君が手を伸ばしてくれたんだけど治君まで巻き込んで派手に転んでしまいまして……。』


「・・・うわぁ。。」


鈍臭。って喉まで出かかったのをギリギリで飲み込む
ホンマ相変わらず筋金入りの鈍臭さやな。



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