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バレーボール✖️恋

第13章 2回目の夏


治side


何を言われるのか内心めっちゃヒヤヒヤした。




告白してからは直球で攻めてきたつもりやったけど実際のとこ手ごたえはイマイチやったし……

余裕あるフリして"返事は焦らんでええから"とか抜かしたくせに、ここ最近垢抜けてどんどん綺麗になってくを見てると無理矢理でもこっち向かせたくなってしもうて。

結局のペースになんか合わせてあげられる程余裕なんてもんは無くなってた。


の性格はよう分かっとる。
せやから焦ったらろくな結果にならない事も分かってたはずやのにーーーー



背筋を伸ばし、深呼吸する。


これは………
告白の返事する感じのやつやん‼︎


緊張で顔が一気に強張る


うわぁ……マジか〜…。
俺、フラれるんちゃうか?
いや……けどワンチャンある、、、、か⁇


俺を落ち着かせようとやんわりと握られた手に視線を落とす


白くて細い、いかにも女の子らしい手。
その手は緊張してるのかひんやりと冷たい。



離したない、、、、

頼む、振らんといてくれ。



そんな想いを込め、力強く手を握り返すとーーーー






『・・・・治君は私にとって凄く大事な人です……。

一緒にいて落ち着くし、治君が隣にいるだけで何か安心できて………
私にとって特別な人、、、、』



ゴクっと唾を飲み込みの言葉の続きを黙って待つ。



『だからそんな治君を傷つけたくなくて、、、
正しい答えを、間違った返事をしないようにってずっと考えてて………

でもそもそも付き合った事も、告白された事もない私が正しい答えなんか分かるはずもなくて…。』



なりに、自分の気持ちを一生懸命言葉にしようとしとるのが伝わってくる 

眉は下がり濃紺の瞳は潤んでいて
そんながたまらなく愛しいと思ってまう。



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