第13章 2回目の夏
角「何、あの2人の会話がそんなに気になる?
侑「べ、別に⁇俺はただ焼きそば見てただけやし⁇」
角「・・・あの2人、付き合うの時間の問題かもね。」
侑「・・・・」
角「ちゃん治の事気になり始めてる感じだし。今日もしかしたら記念日になったりして、」
侑「ないないない‼︎あの鈍臭メガネが男と付き合うとかないやろ〜⁇まだ手も繋いだ事ないんちゃう⁇小学生並みの恋愛しか無理やって〜。」
角「・・・てか侑、いつまでちゃんの事、メガネって呼ぶわけ?まさか今更名前呼ぶの恥ずかしいとか言わないよね(笑)?」
侑「・・・・」
角(うわ……こいつマジか。どっちが小学生だよ…。)
侑(、、、?、、、⁇ちゃん、はさすがに気持ち悪いな……
治はやし、角名はちゃん、黒沢や銀島はさんかー…。
それやったらいっそ誰も呼んでへんにしたろかな。
いや、待てよ、、、、?
誰かって呼んどったな、、、、誰やったっけ、、、⁇)
ハッ
侑「北さんやっ‼︎‼︎」
角、銀島「「ひぃっっ‼︎‼︎」」
"北"という名前を耳にし、反射的に背筋を伸ばした2人は辺りをキョロキョロと見回す
そんな2人など梅雨知らず、侑は肉の焼けた匂いにクンクンと鼻を鳴らしーーー
侑(ま、どう呼ぶかなんてどーでもえぇか。いざその時になれば勝手に出てくるやろ。)
侑「よし!肉もちょうど焼けたようやし食べるで〜〜‼︎」
角(あー…マジびびったし。何だよ侑のやつ、、、)
銀(侑の皿に焦げた肉入れたろ。)
時同じくしてーーーー
「ハックショーイ……」
「あら、信ちゃん夏風邪やろか?ここんとこ毎日忙しくしとったからねぇ。気をつけなあかんよー。」
「・・・せやな。けど身体どこも悪くないんやけどな……。」
んー…と首を捻りつつも、念の為今日は早めに寝ようと心に決める信介であった。