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バレーボール✖️恋

第13章 2回目の夏



ーーーび、びっくりしたぁ……


「ツム、お前寝てたんちゃうんかい!」

「たった今起きたとこや。何かおもしろそうな話しが聞こえてきたからな!で?夏って言ったらやっぱり海がええんちゃう⁇海行こうや‼︎」

「いやいや、そもそも俺はと2人でーー」

「いーじゃん、せっかくだし皆んなで。な?銀島?」


角名君が確認を取るように銀島君と黒沢さんに目配せすると、2人は顔を見合わせ大きく頷いた

そんな2人を前にしたらさすがに治君も強く言えないようでぐっと言葉を飲み込み肩を落としている



ーーーー治君…今きっと私の事誘おうとしてくれてたんだよね?
所謂"デート"ってやつ……。



"デート"
治君は慣れてるのかもしれないけど、私にそんな経験は勿論無く縁はないと思ってた。


だから正直"2人でデート"というよりは皆んなでの方が気は楽だけど……。
でももしそんな事を口にしたら治君、気を悪くするよね……
あ、でも前に治君と放課後2人で出掛けたし案外緊張しないで楽しめるかも?

いや、、、あの時とは状況が違う。
私は信ちゃんに片思いしてたし、治君はーーー、、、


そこでふと思う。
治君はあの時どんな気持ちだったんだろう……。

私が信ちゃんに片思いしてるの知ってて誘ってくれたんだよね。
そうとは知らずに治君に無神経な事、聞いた気がする……

考えれば考えるほど頭が重くなってくる。
いや、そもそもはっきりとデートに誘われたわけじゃないし、私の思い違いかもしれない。



ぐるぐると1人思考を巡らせていると不意に治君の顔が近付いてきて、


「こん次は2人きりでデートしてな?」

そっと耳元で囁かれた。


で、デート⁇⁇
はっきりと誘われたーーー‼︎‼︎

思わず耳を抑えて赤くなる私を見て、治君は満足そうに微笑んでいる

そんなやり取りを向かいの席で一部始終見ていたのか、黒沢さんは目が合うなりニヤリと含み笑いを浮かべるとこっそり親指を立ててるし。


グーじゃないよ〜黒沢さ〜ん‼︎‼︎

何故かパチッとウインクまで飛ばしてくるからもう苦笑いを返すしかなかった。。。












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