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バレーボール✖️恋

第3章 出会い



宮治君はあの見た目に反して親しみやすいのかもしれない
鞄を肩に掛け、1人廊下を歩く。


最初はクラスの女子から猛アピールを受けていたけど、彼の反応は薄くどちらかと言えば冷めてるように見えた

そのせいか今はたまに他クラスの女子や先輩が遠くからチラチラと教室の中を覗くだけで宮治君の周りは落ち着いている。


かと思えば隣の席の私にはよく話しかけてくるような気がするのは思い過ごしだろうか、、、?

変わり者…?ただの気分屋⁇
まぁ何でもいいんだけど。


そんな事を考えているうちに図書室の前へと着いた。

ここ最近、放課後はこうして図書室に来て勉強するのが日課になっている。
勉強の合間の息抜きに本が読めるし、何より静かで本の香りが心地良い。

そしてあわよくば部活終わりの信ちゃんと一緒に帰ろうという魂胆もあったりして(今のところ1回しか成功したためしはないのだけど。)



静かにドアを開け中を覗き見る

ーーーやった♪今日も1番乗り♪

窓際の特等席へと足を進め鞄を下ろす。


この席、外も図書室の中も見渡せてお気に入りなんだよね。

窓からは桜の木が見えて来年の桜が咲く時にはここから見よう、なんて思いながら鞄から筆箱やノートを取り出しているとーーー



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