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バレーボール✖️恋

第12章 告白



治君はまだしも、3人の顔つきが何だか怖い…。
私の為に怒ってくれるのは有り難いし、その気持ちは嬉しいけどやっぱり………



『あ、あの、、、心配してくれるのは嬉しいけど…。もうホント大丈夫だから。今回の事も大事にはしたくないし……。
犯人探しとかそういうのも正直したくない、、、です。』


シーツをぎゅっと握りしめ、思い切って素直な気持ちを皆んなに伝えた。

納得出来ない様子の宮侑が顰めっ面をする横で、黒沢さんと角名君はお互い顔を見合わせると渋々ながらも頷いてくれた。


「さんがそう言うなら…私は何も言わないけど…。ほんまにええの?」

『うん。』

「うわぁ〜何かめっちゃ消化不良やん、ムカムカするわぁ〜。」

「消化不良といえばだけど、治とちゃんてそういう仲になったの?さっきは上手くはぐらかされたけど。」


角名君の切長の目が私と治君に向けられる。


『そ、それはーーー』

「そういう仲、ならなってへんよ。"今はまだ"やけど。」

「「"今はまだ"?」」

含みのある言い方に宮侑と角名君の声が重なった


「今回の事がもし俺に関係のある事やったとして、もう2度とにこんな目に遭ってほしないねん。
だから堂々とを守れるよう彼女になって欲しいって伝えたとこや。」
 

キッパリと答える治君に胸がトクンと音を立てる

誰かに告白されるのも初めてだったけど、自分の事をこんな風に大事にしてくれるのってこんなに嬉しいものなんだ……。


ふと治君と目が合い、銀色の前髪から覗く瞳が優しく細まった


『〜〜〜っ//』


治君てこんな甘い顔もするの…⁇

初めて見る表情に心臓がバクバクとうるさいぐらいに音を立てていて自分でもどう収拾をつけたらいいか分からない


ぎゅっと胸のあたりを抑え悶えそうになったところで動きを止める


やばいやばい。
こんなところ宮侑に見られたら絶対馬鹿にされる‼︎


と、思っていたのに


宮侑の反応は予想外のものだった



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