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バレーボール✖️恋

第12章 告白



宮侑と一瞬、目が合うもすぐに視線は外されーーーー


「・・・そーゆう事なら俺らは邪魔もんやな。 角名、部活行くで?」

「えー……。」

「ほなお先ー。」


渋る角名君を気に留める様子もなく宮侑はヒラヒラと後ろ手を振りながら1人さっさと部屋を出て行ってしまった。


揶揄われるかと思ったけどちょっと肩透かしに合った気分。。。
それに何かちょっといつもと様子が違ったような、、、


気のせいかな?と閉まったドアを見つめていると、角名君が短く息を吐いた


「ったく、しょーがないな。じゃあ俺も行くけど治もあんま遅れないように来いよ?」

「おん。」

『あ、、角名君……来てくれてありがとう…。』

「ん。帰り、気をつけて。」




角名君が出て行き、私と治君と黒沢さんの3人になったところで黒沢さんが何か思いついたのか、パンッと手を叩いた。


「ねぇさんっ‼︎明日の休みって何か予定ある?」

『え?明日…?何もないけど…。』

「ほなコンタクト買いに行こ⁇この際コンタクトにしてイメチェンしたらええやん‼︎分厚いレンズで隠れてたけど、さんてめっちゃ美人さんなんやな⁈」

『いやいやいや…私なんて』

「お?ええやん、コンタクト。の素顔を他のヤツに晒すのはちょっと妬けるけど……可愛いで?」

治君のストレートな物言いにまたしても顔が熱くなる

「治君…さんの顔から煙出るんちゃう?」

「せやな、見てて飽きひんわ。」

『もうっ、、あんまり揶揄わないで……』


真っ赤な顔を隠すように俯くとスッと横から影が落ちーーーー


「まぁ俺はどんなでも好きやけど。」


耳元で甘く囁かれ本当に煙が出てるんじゃないかと思うほど全身が熱くなった

『治君、、』
「言うたやろ?こっからは思った事口にするって。」

非難の目を向けるも、悪戯っぽく笑う治君にぐうの音も出ず…。
熱を誤魔化すようにそっぽを向いて閉口した。



宣言通り、なんだろうけどここまでストレートに気持ちを伝えられると恋愛に不慣れな私は簡単に心がぐらつきそうになってしまう。

信ちゃんに片思いしてた時の"好き"の感情とはまた違うけど……



少しずつ治君を意識し始めてる自分がいた。


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