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バレーボール✖️恋

第2章 稲荷崎高校 入学



『っ、、⁇』

その光景に思わず絶句する

ーーーーこれは一体何事、、、⁇


隣の席に女子が群がってるーーー⁇
というより宮君が女子に囲まれてる…⁇


パチパチと目を瞬かせ何が起きたのか様子を伺ってみると


「治君と同じクラスなんてホンマに嬉しい‼︎ねぇ携帯交換しよ⁈」
「私も私もーーー‼︎」
「中学の頃から宮兄弟のファンやねん‼︎一枚だけでええから写メ撮ってもええ⁇」
「てか噂以上に背高いんやね!それにイケメンやし‼︎」
「侑君は何クラスになったん?やっぱ双子はクラス離されるんやなぁ」


次から次へと飛び交う質問

確かに彼は一般的に言うとイケメンなんだろう
けど初日からこんなに囲まれるなんて、、、有名な人なのかな?
それに双子って言ってたけど…。


本を読みながら何となく耳を傾けていると、今度は廊下の方からやけに騒がしい声が聞こえてきた、と思った途端


バンッ


前の扉が勢いよく開いた


「サムーー‼︎お前んとこのクラスの偵察に来たで〜‼︎」


ーーーーえ。同じ顔。
あ、でも髪の色が違う?

大きな声で堂々と前から入って来たのは宮君と同じ顔をした金髪の男子だった

さっき双子とか言ってたけど本当なんだ…と1人納得していると



「ツム、うっさい。いちいち偵察なんか来んな」


面倒臭そうにそっけなく答える宮君とは対照的に、金髪の彼は眉を上げ楽しげに口の端を持ち上げている



「えーやんかぁ♡可愛い子おるか見に来ただけやし?」


彼の言葉に教室内が一気に色めきだす


「侑君‼︎ライン交換しよ?」「ずるっ!私も‼︎」

「ええけどいっぺんに出来ひんから順番な?それと俺からの返信は期待せんといてな〜」



そこからは凄かった
気付けば他クラスの女子も乱入し、LINE交換合戦が始まったのだ



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