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バレーボール✖️恋

第9章 初恋のおわり



話しを始めたら最初の緊張感は無くなってたけど、こうして話しに区切りがつくと静かな部屋に2人きりなんだと意識してしまう


引き留めたのは私なんだから何か話さなくちゃ…。
そう思えば思うほど、頭の中は真っ白になり言葉が出てこない。

とりあえずマスコットを鞄に戻そうと勢いよく立ち上がった時、足がグニャリともつれバランスを崩してしまった


『きゃっ、、』

「っ」


カシャン

メガネだけが床に落ち、私は信ちゃんの俊敏な動きのお陰で倒れずに済んだ



『〜〜〜っ//』

「大丈夫か?まだ熱、あるんちゃうやろな?」


頭上から振ってくる声に私は慌てて首を横に振る

こ、これは所謂バックハグーーーー‼︎⁇


「てか顔赤いで?やっぱり今日はもう早めに休んだ方が良さそうやな。」


後ろから至近距離で顔を覗き込まれ、さらに熱が集まる


『だ、大丈夫っ、、ほんと熱はないから、、、』


お腹に回された力強い腕、背中に感じる信ちゃんの体温、そして息遣い。



触れてる部分が全部熱くて……


心臓が破裂しそうだった





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