第1章 逢瀬その1
そう話すと近所のコンビニへと車を走らせた。
そこで二人は飲み物や食べ物を買い込んだ。
そして、港北インターチェンジ近くにあるラブホ街へと車を走らせて行った。
そこのラブホ街はかなり綺麗で広い部屋が多くあるところだった。
二人は一軒のホテルを見つけるとそこに入っていき車を停めた。
平日の昼間だというのに部屋は1つしか空いていなかった。
そのひとつの部屋を選ぶ磯田。
車のキーを渡し、ルームキーを受け取り3階までエレベーターで昇ってゆく。
302と書かれた部屋に入ってゆく二人がいた。
部屋に入るとキングサイズのベッドとテーブルが置いてありかなり広くて綺麗だった。
美智は部屋に入るとちょっと緊張していた。
「緊張してるの。お酒飲んでいい?」
「いいよ。飲みなよ」
美智は冷蔵庫からビールを出して飲んでいった。
少し酔いが回ると緊張がほどけていくようだった。
美智は過去に龍一と付き合っていた時、ラブホ巡りをして楽しんでいたことがあった。
そんなことから、美智はラブホがとても好きだったのである。
磯田がバスタブにお湯を張り始めた。
お湯の流れる気持ち良い音が部屋に流れてきた。
美智はソファーに腰かけてビールを飲んでいた。
そこに磯田がやってきた。
自然とキスをする二人。
そのキスはとても艶めかしくいやらしいキスだった。