【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今
帯「そこまでわかっているなら隠す必要はないな」
鼬「なら、やはりあなたは…」
帯「あぁ。ご名答。全てお前の言ったとおりだ」
オビトは腕を組み、いつもの落ち着いた彼の姿でイタチの前に座っている。
鼬「このことをリンは…?」
帯「既に知っている。俺が去る前彼女に手紙を残していたんだが、そこに書いておいた」
鼬「そうか…」
それだけ言うと、イタチは立ち上がって台所の冷蔵庫から麦茶を取り出す。
帯「で、それがリンが泣いていたことと何の関係がある?」
イタチがパタンと冷蔵庫を閉め、オビトの座る茶の間に戻って来た。
鼬「あなたは何もわかっていませんね、オビトさん」
帯「どういう意味だ?」
その言葉がオビトの癇に障ったのか、彼は眉間にしわを寄せ、イタチを鋭い目で睨む。
鼬「リンが言っていた。お前は事あるごとにいつもある写真を見つめていると…」
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