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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今





その紙の上部には、"第三次忍界大戦/神無毘橋(カンナビキョウ)の破壊任務"と大きく書かれていた。


帯「神無毘橋の戦い…」

鼬「カカシさんが第三次忍界大戦の慰霊碑に立っていたということは、この大戦に参加し、失った友を弔うためだと俺は考えた。見事的中しましたよ」


イタチはオビトの前に出した紙に書かれた名前をなぞった。

その名前は黒い文字で書かれていたが、赤い筆で上から線が引かれている。


鼬「この神無毘橋の戦いで亡くなったとされている子供の名は…"うちはオビト"。あなただ」


オビトはイタチに改めて脱帽した。

もう、彼は何も言えない。


鼬「事実、あなたは写輪眼を持ち、黒系統の髪に黒眼。うちはの血族であることは自明の理」

帯「クッ……クックックッ……」


オビトがうつむいて急に笑い出したため、イタチは怪訝そうに眉を寄せた。


帯「お前は本当に……。まさかそこまで知られているとは…」


オビトは顔を上げてニヤリと笑う。


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