【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第15章 Dawn36.写輪眼と写輪眼
帯「このままだとお前たち兄弟のどちらかが光を失う…。シスイの眼をここで移植に使うことがどちらも失明せず、しかも瞳力もなくさずに済む唯一の手段だ」
オビトの提案は確かに的を得ていた。
イタチの隣で、サスケは肩で呼吸を繰り返し、めまいで倒れそうな程の激痛とぼやけてよく見えない視界と戦っている。
そんなサスケをとても心配し、小さく「ゆっくり呼吸して…」と声をかけ続けながら治療して、少しでもサスケの痛みを和らげようとしているリン。
そんな2人に、イタチの心が揺れ動く。
帯「どうするんだ?」
鼬「…わかった」
イタチは手に持っていたシスイの両眼の万華鏡写輪眼をオビトの前に差し出した。
帯「リン」
鈴「はい」
オビトはそれを受け取ると、すぐにリンを呼んだ。
帯「サスケの眼がもう失明しかけている。早い方がいい。今からやるぞ」
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