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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今





鼬「その時、とっさに近くの木陰から様子をうかがった。あなたは第三次忍界大戦の慰霊碑の前に立つ"誰か"を、じっと隠れながら見つめていた…。その誰かとは…もうわかるな?」

帯「………」

鼬「"はたけカカシ"…。慰霊碑の前に花を手向けるカカシさんを見ていた」


イタチは静かに淡々と話を進める。


鼬「カカシさんは慰霊碑のある一点だけを見つめていた。その時は慰霊碑に刻まれた名前を見つめていることしかわからず、"誰の名"を見つめているのかまではわからなかった」


すると、イタチは机の上に置かれてあった彼自身の手帳から一枚の紙を取り出した。


帯「そ、それは…!」


オビトはその紙を見て思わず声を上げた。

イタチは取り出した紙を空中でペラペラさせる。


鼬「俺はあなたが見ていたカカシさんが花を手向けている相手の"名前"が気になった。そこで火影の許可を取り、里が管理している書庫からある書類を見させてもらった。その書類とはーー…」

帯「第三次忍界大戦当時の…戦闘計画書…」


イタチはその答えに大きく頷いた。


鼬「そしてこのページを見つけた。これはそこだけコピーしたものです」


イタチは宙でペラペラしていたその紙をオビトの前に置いた。


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