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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今





鼬「なぜ…リンを一人にした?マダラ…。いや、こう言った方がいいか?」


イタチの双眸が目の前のオビトを射抜く。


鼬「うちはオビトさん」

帯「!!」


オビトは度肝を抜かれ、身動き一つできずに漆黒の瞳を見開きながらイタチを見つめている。


帯「いつから…?」

鼬「"暁"にいた頃からおかしいとは思っていた。年齢といい、顔立ちといい、納得いかない点が多すぎる。だが、マダラは最強の男…。その名前だけで世間の目を欺くことなど容易いだろう。俺たちも例外ではなかった」

イタチは表情一つ変えずにオビトを真っ直ぐ見据えていた。


鼬「随分と前に…木ノ葉の霊園であなたを見かけた」

帯「霊園で…だと?」


オビトの心臓はバクバクと鳴り続けていた。


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