【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今
鼬「…五影会談で何をするつもりだ?」
帯「よく知ってるな」
オビトは感心したように言っているが、それは想定内のことであった。
鼬「鬼鮫からの情報ですよ。あいつは各地を旅している…。この手の情報は嫌でも入ってきます」
帯「ほう…」
鼬「鉄の国に五影が集結し、会談を行う。何について話し合うかは機密事項でわからなかったらしいが…」
オビトはイタチの話を聞きながら透明なグラスに口をつける。
鼬「五影会談を狙ったという事は何か考えがあるという事ですよね?五影会談を荒らしたとあれば反逆罪だ」
帯「里に忠誠心もないのに反逆も何もないだろう。ま、罪に問われるか否かはその時になってみないとわからないがな」
鼬「どういう意味だ?」
オビトは氷がぶつかる音が鳴るグラスを置き、真剣な表情でイタチを見据えた。
帯「五影の答え次第でこちらの出方が変わるということだ」
鼬「…なるほど」
イタチは納得したように頷き、グラスをカランと鳴らした。
グラスの結露がイタチの指を伝う。
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