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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第9章 Dawn30.相思と相愛





リンにとって、それがとてもつらかった。

自分だけがつらいのではなく、オビトもつらいのを知り、更に心が痛んだ。


鈴「…っ、なんで…」


雫が地を濡らした。


帯(泣くな…。置いて行けなくなる…)


オビトはリンのすすり泣く声を聞き、拳を握りしめた。

彼は深呼吸すると、意を決して重い口を開いた。


帯「何度も何度も…お前を忘れようとした。計画のために…それが今俺が生きている理由だと、呪いのように言い聞かせてーー…」


オビトは声を震わせる。


帯「だが、いつ何をしていようとどこにいようと…お前がいつも俺の中にいた…っ。お前の笑顔が…たまらなく愛おしくて…どうしようもなく…会いたくて…。もう一度その笑顔を見てしまえば、俺はお前を連れて行ってしまう…」


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