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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第9章 Dawn30.相思と相愛





それから、リンとイタチはたわいもない世間話をしながら、供えるための花束を花屋で買い、霊園に赴いた。

イタチは友人ー…"うちはシスイ"の墓を巡り、次に両親の墓前でリンと共に手を合わせた。


鼬「……よし、行こう」


イタチが立ち上がると、続いてリンも立ち上がり、元来た道を歩き出す。

しかし、少ししてから不意にイタチが立ち止まった。


鈴「イタチさん?」


リンも立ち止まり、不思議そうにイタチを見つめる。

イタチはゆっくりと後ろを振り返ると、この霊園で一番大きな慰霊碑のそばに見覚えのある背中があった。

イタチは目を見開いた途端、慌ててリンの手を引き、近くの木陰の後ろに隠れた。


鈴「ど、どうしたんですか?」

鼬「あれを…」


リンは木から少しだけ顔を出し、イタチが指差す方を見た。

その瞬間、身体がドクンと響く。



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