【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第15章 Dawn36.写輪眼と写輪眼
鼬「こ、これをどこで…?」
イタチの手の中には、小さな青いカプセル。
その中に浮かぶ物のことは、イタチが一番よく知っていた。
帯「ダンゾウが己の眼として使っていた…」
鼬「シスイの…万華鏡写輪眼…」
イタチはそのカプセルをぎゅっと握りしめ、シスイとの最後の会話を思い出す。
ーーー…
止「うちはの名を…守ってくれ」
ーーー…
鼬「ダンゾウが持っていたことは知っていた。シスイから聞いていたからな。だが…」
すると、イタチの目がギロリとオビトの方を鋭く貫き、怒気のはらんだ声が言葉に重みをつける。
鼬「なぜあなたがこれを持っている?」
帯「…俺がサスケのダンゾウ抹殺に加担したからだ」
鼬「っ!!!」
ギリッと歯を噛み締めると、イタチはオビトを思いっきりぶん殴ってやろうと拳を握った。
しかし、それは寸でのところで止められてしまった。
佐「兄さん!」
イタチの手首をサスケがぎゅっと握っていた。
佐「俺が頼んだ。八尾狩りを引き受ける代わりに、ダンゾウを殺せる機会を作ってほしいと…」
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