【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第15章 Dawn36.写輪眼と写輪眼
サスケの目がだんだんと潤み始める。
佐「…何で……何で兄さんはわかってくれないんだ…っ」
鼬「サスケ…」
佐「…いらないって……それでもいらないって…何度も言ってるだろ…っ…!」
終いにはボロボロと泣き出してしまったサスケに、イタチは困った表情で弟を見つめた。
それほどまでにサスケはイタチを愛し、イタチはサスケを愛していた。
「取り込み中のようだが…」
鼬.佐「「!?」」
その声に、イタチとサスケは思わず声のした方向に目をやると、そこにスタンと黒い影が舞い降りた。
帯「お前たち兄弟に朗報だ」
そこにはオビトとリンが立ち、イタチとサスケの元にしゃがみ込んだ。
鼬「朗報…?」
鈴「サスケくんもイタチさんも視力を失わずに済む方法です!」
リンがにっこりと笑う。
すると、オビトは拳の中の物をイタチに差し出した。
帯「これが何だか…お前にわかるな?」
パッとオビトがその物から手を放し、イタチの手の中に落ちる。
それを見た瞬間、イタチの目の色が驚愕に変わった。
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