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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第15章 Dawn36.写輪眼と写輪眼





その”眼”とは、かつてイタチが木ノ葉にいた時に兄として慕っていた”うちはシスイ”の眼だった。

四角い正方形の手裏剣のようで、イタチの万華鏡と似た形をしたその瞳は忘れようのない親友のものだ。


鼬「俺が光を失うことはない。だからーー…」

佐「よくない!!」

鼬「!?」

佐「写輪眼は2つで1つ!兄さんがどんなに強くたって、片眼しかないんじゃ今までのように戦えない!」

鼬「…お前の眼が見えなくなる方が俺は嫌なんだ」


イタチは頑なだった。

サスケの言うことにはいつも丸め込まれてしまうイタチ。

しかし、今回は違った。

どんなにサスケが拒否しようと、イタチは絶対に弟の言葉に頷きはしなかった。


鼬「この眼を受け取れば、お前は永遠の万華鏡写輪眼を手に入れることができる」

佐「そんなもの!絶対受け取れるか!」

鼬「もう視力や瞳力が失われる恐怖におびえなくて済む」

佐「永遠の万華鏡なんて、兄さんの光と引き換えになるぐらいならいらない…っ!」

鼬「サスケ…俺はお前に盲目になんてなってほしくない」


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