【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第15章 Dawn36.写輪眼と写輪眼
そして、オビトがゆっくり左腕を引き上げると、その手には彼の右半身と同じ色をした右腕があった。
オビトは何も言わず、リンの前でその腕を自身の肩とくっつける。
グチュッと粘着質な音が響くと、肩と腕の接合部が徐々に消えていった。
オビトはぐるぐると右腕を回したり、右手を閉じたり開いたりしている。
リンはそれを眉を寄せながらただ見つめていた。
帯「子供の頃、かつての仲間の身代わりになって岩に右半身だけ押しつぶされてな…」
オビトはリンに背を向けたまま上を見上げ、思い出しながら言葉を紡ぐ。
帯「上半身の右半分は…ない。いつも右側だけが冷たい。形はどうにか作れても感覚までは戻ってはこなかった。熱さも冷たさも痛みも…」
オビトはゆっくりとリンの方に顔を向ける。
帯「お前に触れた時の温かさも、柔らかい感触も…わからないんだ」
オビトは泣きそうな顔で笑っていた。
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