第14章 Dawn３５.鮫と蛸

鬼｢イタチさんが相手でしたら、アナタ…今頃死んでましたよ。相手がこの私でラッキーでしたね｣

蜂｢俺様にイタチの幻術は無効♪お前はイタチ倒す前の予行♪｣


キラービーは決めポーズを取ると、鬼鮫もクククと笑い出す。


鬼｢私を倒す気ですか。いいでしょう。ですが…アナタが私を倒すのは不可能です｣


鬼鮫は左手で印を組むと、喉から押し上げてくる水を含み、頬を膨らませた。


鬼｢水遁:大爆水衝波ァア！！！｣



ザバァアアアアアアアアアアア！！！！



鬼鮫の口から滝のように波が一気に落ちる。

桁違いのチャクラから繰り出されたそれは辺り一面を一気に飲み込んだ。

大洪水と津波が一度に襲ってきたかのように森が海に飲まれると、急激に収束していき、やがて宙に楕円形の水の球体を作り出した。


蜂｢ブクッ…｣


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