【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第14章 Dawn35.鮫と蛸
鬼「なるほど。サスケくんからですか」
鼬「…雷影がここへ向かっているらしい」
イタチが読み終えると、サスケの巻物はボフンと煙だけを残して消えた。
蜂「ブラザー?」
刀を構えて静かに様子をうかがっていたキラービーがつぶやく。
イタチは鬼鮫を見上げ、黒い眼差しを向けた。
鼬「鬼鮫、俺は雷影の足止めに行く。こっちは頼んだぞ」
鬼「今日のメインディッシュはタコの予定です」
鼬「大事な人柱力だ。殺さないようにな」
鬼「なら、踊り食いですねぇ…」
イタチがフッ…と笑うと、その場に残り香だけがふわりと舞う。
既に、イタチの姿はなかった。
鬼「良かったですね、八尾」
蜂「?」
鬼鮫は右手で鮫肌を肩にドンと担ぎ、不敵な笑みを浮かべた。
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