第14章 Dawn３５.鮫と蛸

帯｢やめろ、リン。五影会談でひと暴れしてもらった以上、反故にすることはできない。それに、見返りはサスケが決めたことだ｣

鈴｢でも…！｣

鈴(やっぱりイタチさんが……悲しむよ！)


リンの思いが痛烈に心に響くオビトだが、リンを手で制止した。

それがオビトにできる精一杯だった。


帯｢サスケ、お前の気持ちはよくわかった。ただ、覚悟はしておけよ…｣

佐｢一体何のだ？｣

帯｢そのうちわかる｣


サスケは眉をひそめるが、オビトは少しうつむきながら一言そう言った。


帯｢それと、イタチに雷影がそっちに行くことを知らせなくていいのか？｣


オビトが再び視線をサスケに戻すと、サスケはフンッと鼻で笑う。


佐｢もうやってある。さっさとダンゾウを殺しに行くぞ｣


サスケはそう言うと地面を蹴り、暗い森の先へと急いだ………


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