第14章 Dawn３５.鮫と蛸

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鈴｢！｣

帯｢どうした、リン｣

佐｢？｣

香｢いきなり止まって…何かあったのか？｣


青く茂る木々に囲まれた獣道を急いでいた４人だが、ふとリンが足を止めると、全員がリンを見る。


鈴｢私が鉄の国で仕掛けておいた追跡トラップの上をチャクラが通り過ぎました。かなり大きいチャクラです。おそらく影の内の誰かかと｣

帯｢ようやく動き出したか｣


リンが鉄の国で仕掛けておいた追跡トラップは、リンだけがチャクラを感知できるようになっている。

オビトの演説後、ダンゾウを除いた影たちは再び”第四次忍界大戦”に向けた会議の席に着いたようでここ２日間全く動きがなかった。

しかし、ここにきてようやく会場周囲の全てにリンが仕掛けておいたトラップを誰かが踏んだのだ。


帯｢人数は？｣

鈴｢３人です。しかも速い…。ほんの一瞬、感じただけでした…｣

佐｢雷影かもな｣

帯｢…雷影？｣


サスケの言葉に、オビトが怪訝そうにリピートした。


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