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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第14章 Dawn35.鮫と蛸





蜂「…なかなかやるな、鮫ボーイ」

鬼「イタチさんと一緒に戦うにはこれぐらいできて当然ですからねぇ。それに…」


ブチブチブチと包帯を引きちぎった鮫肌は、鋭く大きな鱗に覆われたその巨大な真の姿を露わにした。


鬼「私は鮫ボーイではありません。”干柿鬼鮫”…以後、お見知り置きを」


鮫肌がギギギ!と笑う。

すると、ビーは懐から小さなノートを取り出し、口に右の人差し指を突っ込んだ。


蜂「えー…ホシガキキサメ…っと」


黒くなったその指をペンのようにして鬼鮫の名前を大きく書き記した。


鬼「口から墨とは…。やはり、噂通りのタコヤローでしたね」

蜂「さめざめと泣かしてやるぜ!この鮫ヤロー!」


キラービーは左手をキツネのような形にし、その腕と声を高らかと空に向けて上げた。


蜂「ウィイイイイイイイ!!!!!」


その雄叫びと同時に、ビーの全身を赤い大きなチャクラが覆った。

そのチャクラからとてつもない覇気が飛んでくる。


鬼「尾獣の衣…尾が7本とは。本気ですね」


しかし、鬼鮫は恐れることもなく不敵な笑みを浮かべた。


蜂「知ってるか?」



ビュンッ!!!



ビーが刀を構えて鬼鮫に突進する。


蜂「蛸は鮫を食うんだぜ!」


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