【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第6章 Dawn27.幻と桜
「おいおい。囲まれてることぐらい気づけよなぁ」
しかし、後ろにも彼の子分であるらしい忍二人が立ちはだかっていた。
リンは唇を噛み、二人を睨みつけた。
「ようやく見つけたぜ」
屈強な男が舌なめずりをし、ギラリとリンを見つめた。
鈴「アンタたち…何で私が輪廻眼だって知ってるの?」
「そりゃ愚問だぜ、お嬢ちゃん。2年前の"太陽の革命"を起こした"暁"ってんなら、今や知らねぇ奴ぁいねーだろぉ」
忍は豪快に笑う。
鈴「だからって…」
「そうだなぁ…。あえて言うならビンゴブックか」
鈴「ビンゴブック…?」
リンは眉をひそめた。
鈴「それなら私の名前はとうに消されたはず。確かに2年前まで"暁"は犯罪者扱いだったし、ビンゴブックにも載ってた。でも、"太陽の革命"以降、"暁"は全員、ビンゴブックから削除された」
「あぁ。確かにそうだなぁ。だが、そりゃオモテのビンゴブックの話だ」
忍はニヤリと笑った。
鈴「どういう意味…?」
「まだわかんねぇか?オモテのビンゴブックから消されたってことは…ウラのビンゴブックに載ったってことだ」
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