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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第6章 Dawn27.幻と桜





鈴(こうなったら近道だ!)


リンは大通りから狭い路地裏に入った。

ここからなら5分もかからずに家に着ける。


鈴(相変わらず汚いなぁ…)


路地裏は商店街にある店から出たゴミや廃棄物が捨てられ、ネズミがささっと前を横切る。

商店街とはいえ、雨隠れ特有の背の高い高層ビルが影になり、明るい大通りと一転、路地裏は昼でも薄暗い。

しかし、そんなことよりも急ぐことで頭がいっぱいのリンは無我夢中で走っていたーーー…



ザザザッ



鈴「!?」


気配を感じて足を止める。


「お前か?輪廻眼の小娘ってのは」


目の前には、屈強な体つきで腕組みして仁王立ちする忍。

額当てをしておらず、どこの忍かもわからない。


鈴「誰!?」

「語る名も無いケチな忍だよ」

鈴「…っ」

鈴(ほとんど気配もなく目の前に…。何者?)


リンの顔つきが険しくなり、一歩後ずさりしてクルリと身体を反転させた。


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