第13章 Dawn３４.五影と未来

鼬｢いや、いいんだ。お前は俺達とは違って変温動物だ。体温の調節が自らできないだろう…。このままじゃ死んで…｣

鬼｢いや、イタチさん、待ってください。私、魚ではありません。恒温動物です｣

鼬｢痩我慢はよせ｣

鬼｢我慢してませんし、真顔で冗談言うのやめてください。人間です…｣

帯(イタチ…こんな奴だったか…？)


オビトはボケるイタチを見て小首をかしげると、コホンと１つ咳払いをした。


帯｢改めて…よく集まってくれた。感謝する｣


オビトの言葉に、みんなも大きく頷く。


帯｢集まってもらったのは他でもない…”暁”再結成のためだ。目的は１つ、”戦争”を止める…！｣


全員の目が先程とは打って変わって真剣な眼差しに変わった。

オビトの声も段々と熱を帯びてくる。


帯｢これから皆に各々やってもらいたい事があるが、その前に…｣


すると、オビトはふとリンの顔を見る。

リンはオビトの方を見上げ、大丈夫と言いたげに微笑んで頷いた。


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