【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第6章 Dawn27.幻と桜
鈴「長居し過ぎたぁあ!」
道行く人の視線を浴びながら、リンはキュウキュウになって重たそうなバッグを肩にかけ、猛スピードで自宅へと走っていた。
リンはスーパーで午後に来る客をもてなすためのお茶や茶菓子、安売りだった食料品などを即行で買った。
そこまでは順調だった。
しかし、その帰り道に思わぬ時間ロスをしてしまった。
商店街の大通りで可愛らしい服を見つけ、店員さんと意気投合し、長居してしまったのだ。
鈴「うわっ!11時50分!?ひょえぇええええ!」
銀の腕時計を見て顔をムンクにさせながら大通りをひた走る。
青空を写す水溜りをバシャッと踏んでもお構いなしに家路を急ぐ。
今日は快晴のためか、いつもより人通りが多い。
人を避けながら進んで行かなければならないため、なかなか前に進めない。
これではリンより早く客人が来てしまう。
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