【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂
鬼「なるほど…。納得しましたよ」
蠍「で、イタチに鬼鮫…お前らは何で指輪持ってる?まぁ、2人は里に属さなかったのもあるが…」
サソリは腕組みをしながらイタチと鬼鮫に問いかける。
鼬「指輪を返すなんて考えもしなかった。なぜなら、これは俺達の…平和の証だからだ」
イタチは右の薬指にはまっている赤い”朱”の指輪を撫でた。
鼬「サスケと暮らせるようになったのも、みんなが里に戻り、"暁"より前に送ってきた平和な生活に戻れたのも、"暁"のおかげだ。
その証を手元に残しておきたかった。それだけだ」
蠍「まぁ…な」
顔を上げてにこやかに微笑むイタチに、サソリもフッと笑う。
鼬「長話もここまでにしよう。積もる話もあるだろうが、まずはマダラ、リン、ゼツと合流しに鉄の国に急ぐぞ」
イタチはそう言うと、皆の先頭を行き、雪積もる冬の鉄の国へと急いだ………
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