【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂
小「ペインの意志に反するからよ」
小南がポツリと答えるが、イタチと鬼鮫には意味がわからず、二人顔を見合わせて小首を傾げた。
それを見ていた小南はまたゆっくりと話出した。
小「”太陽の革命”の時、戦争はしない世の中になったはず。でも、里同士の戦は最近になってまた起こり始めた。だから、”暁”が再び集まり、この争いを止める…。そういう事よね?イタチ」
鼬「あぁ」
小南は話しながらイタチと鬼鮫に背中を向け、降りしきる雨を見ていた。
小「なら、マダラは…話し合いでこの問題を解決する気でいるの?」
鬼「…いえ。詳しくは聞いていませんが、そんな事は一言も言っていませんでしたが…」
小「話し合いで解決する問題なら、私も参加する気でいたわ。でも…戦争の問題があの五影達では話し合いで解決するとは思えない。我愛羅がいる砂は別としてもね。だから…マダラも戦争なら戦争を仕掛けるつもりでいると思うのよ。
聡明なあなたならこの事もわかっていたはずよ、イタチ」
小南はゆっくりとイタチに顔を向けたが、イタチは無言で小南を見つめる。
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