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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂






必死のサスケは無意識のうちに再び右眼を万華鏡写輪眼に変える。

すると、香燐の背中の天照が小さくなり、終いには全て消火された。


佐(け、消せた!)


使ったことのない技を使い、グラグラと揺れる視界と頭を両手で押さえる。


佐「重吾!香燐を!!早く!!」


重吾は右腕を呪印化すると、すぐに右腕をゴムのように伸ばして香燐の身体を掴んで引き寄せる。

香燐を抱えると、重吾はさっきまで燃えていた彼女の背中を見た。

香燐の背中は、火傷が背中全体にあるだけで天照の炎は完全に消火されている。


重「やはり黒炎が消えている。どういうことだ、サスケ?」

佐「わからない…。だが、香燐についた天照を消せたなら…」


サスケの目の前には、八尾。

八尾は体力が無くなったのか、小さなうめき声しかあげず、暴れることもしなくなっていた。

もはや、その身体自体はどこも見えず、黒炎しか見えないくらいだった。


蜂「ぐ、ぐわぁああ…」


サスケは右眼をギラリと凝らすと、八尾の黒い炎がどんどん消えていく。


佐「八尾を殺してしまう前に…回収しないと…!」


完全に炎が消えると、八尾の姿ではなくなったキラービーが水に浮いている。


重「八尾…。かろうじで生きているようだ」

佐「これで…八尾を殺さずに済んだ…。さっさと連れて行くぞ」


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