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【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】

第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂





目の前には、尾獣化して八尾となったキラービー。

重吾と香燐は虫の息のサスケを抱えながら、呆然とその姿を目の当たりにしていた。

香燐は尻もちをつき、腰を抜かしてしまっている。


水「牛とタコのバケモノ…。それが奴の正体って訳か」


水月も顔半分を水面から出したまましばらく仲間三人を見ていたが、振り返って前にいる怪物に向き直る。


香(このチャクラありえない。ここにいたら…死ぬ!!)

香「重吾、まだなのか!?」


香燐は震える身体を押さえながら声を張り上げる。

重吾の手がサスケの胸から離れる。


佐「うっ…」


ようやくサスケが片目をゆっくりと開けた。

サスケの吹っ飛んだ部分はもう埋まっていた。


香「気付いたかサスケ!ほら!さっさと起きろ!」


香燐が乱暴にサスケの身体を起こす。


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