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北風と太陽【黒子のバスケ】

第2章 糸口


side黄瀬

何かヒントがあるかもしれない

青峰っちは多分上手だし、きゅーちゃんのことめちゃくちゃ大事にしてるからSEXだって絶対愛情たっぷり

クールだし分かりにくいとこもあるけど、嫌がることはしない人だし、普段からすごいよくきゅーちゃんのことを見てる。


そんな人でも相手が濡れないことがあるなら、多分みんなあると思う。


SEXはコミュニケーションだから、普段からその人がどうやって人と接してるかでなんとなく想像できることもある。

性癖とかまではもちろん分からないけど、普段から相手をちゃんと見てる人はSEXのときだって興奮しててもちゃんと相手を見てる。


「いや、俺らの場合は原因がすげーはっきりしてたから、それが解決したらまたできるようになった」

「原因って?」

「さつきを俺の浮気相手だと思ってたんだよ。俺はまさかあんずがそんな勘違いするなんて思ってねぇから最初は全く分からなかった。だけどずっと元気ねぇし泣きそうな顔ばっかしてたし、なんか隠してんじゃねぇかって問い詰めたら、勘違いが発覚した」


あー…あの時か

ってことは、俺も浮気を疑われてるんスか?

俺そんな信用ないんスかね…
別に勘違いされるような行動してないんスけど


「おい、お前も勘違いすんな」

「え?」

「俺らの原因はそれだったけど、お前らは絶対ぇ違う。あんずが藤堂から浮気の相談されてたら絶対俺に言ってくる。けどそんな話1回も聞いたことねぇ。だからお前らは全然違う。お前の事だからいきなりがっついてなんかしようとしてる訳じゃねぇと思うし、藤堂がなんでそういう状態なのかも分からねぇ。だけど4か月毎回ってのは体の方になんかあんのかもしれねぇんだし、一回医者に行くのも手じゃねぇの」

「病気……って事?」

「断言はできねぇ。けどお前を好きでお前としたいとまで言ってんのに体だけが反応しねぇことを素人が解決しようとしても難しいんじゃねぇ?簡単じゃねぇけど、1個ずつ可能性をつぶして、原因を探るしかねぇだろ」


そうかもしれない。

今までそんなこと全然考えなかったけど、確かに体が何か問題を抱えてるってこともある


素直に聞いてくれるかは分からないけど、一回話さなきゃいけないっスね…
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