第4章 朝陽
ヤバい……
動いたら終わる……
すっげぇ気持ちいい
襲ってくる射精感を必死に堪えて、華奢な背中に覆いかぶさるように抱きしめた.
体が完全に密着するのと同時に、つばきの奥まで入り込むと、少し硬い部分に自分が当たった
あぁっ…‼!奥っ…ダメっ…
やぁっ……ダメっ…
そんな可愛いダメは聞いてあげられないけど、強引にイかせたいわけじゃない
奥に少しだけ触れるようにしたまま、つばきのナカが馴染むまで止まって、すぐそばにある耳や頬にそっと触れるだけのキスを何度も繰り返した。
ほんと可愛い…
さっきまでのぎゅうぎゅうに締め付ける感じから、柔らかく包むような締付けに変わって、ナカが柔らかくなってる
「つばき…」
タオルケットをずっと顔の近くで握ってるつばきの耳元で小さく名前を呼ぶと、やっと俺の顔を見てくれた。
「はぁっ……りょうたっ…」
目がトロンとして、小さく開いた唇から荒くて熱い吐息がこぼれて、それに誘われるように唇を重ねると、キュウキュウとナカを締め付けられて、もうホントに我慢できない。
「っ…はぁ……動いて…いい?」
「んっ……うんっ…」
抱きしめたままできるだけゆっくり動いて、つばきが苦痛になってないか表情や声に集中して、少しずつ動きを大きくしていく
ぁっ…あっ…やっ…
りょたっ……
んっ……んっ……
トロトロのナカとつばきの可愛い声でおかしくなる
今すぐにでも達しそうなのを必死に無視して、つばきと何度もキスをしながら、できる限り優しく奥に触れるように動いた
動くたびに締め付けられて、少し止まるとナカがヒクついてるのが伝わってくるけど、ナカだけでイクには女の子だってそれなりに経験がないと無理で、強引にイかせようとすると却って苦痛になる。
それに、イかせることは目的じゃない
つばきが気持ちいい、幸せって思って、俺とのSEXが苦痛じゃないって思えるようになってほしい。
「あっ…ンっ…はぁ…あっ……りょうたっ…」
「っ……苦しく…ない?」
「っん……ない」
耳元に唇を寄せて聞いた言葉に、ちゃんと俺をみて返してくれた。
すげー嬉しい。
抱けたことだけじゃなくて、繋がって俺をちゃんと見てくれるつばきがめちゃくちゃ愛おしい。