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北風と太陽【黒子のバスケ】

第1章 北風


sideつばき


そっとベッドに降ろされると、涼太がすぐにあたしを抱きしめて優しく背中を撫でながら何度もキスをしてくれた


さっきお風呂で直接触れられたところをルームウエア越しにそっと包まれて、優しくゆっくりと形を変えて、分かっているのかいないのか敏感な部分を時々はじくようにされて、ビリビリと電気が走るような感覚があたしを襲った。


「あっ……そこ……だめっ……」


それでも手は止まらずに、キスが降らされてあたしの言葉と声は次々と涼太の中に飲み込まれていった


「はぁっ……んぁっ……やっ……」

「つばき……これ脱がせていい?」


余裕のない声と、男の顔をした涼太に胸がドキリと高なって、強く抱き着くと耳に温かいものが触れた


「ひゃんっ…‼」

「かわい……耳もめちゃくちゃ敏感」


ルームウエアのチャックを下ろしながら耳に触れたりキスしたり

意識がどっちかに集中する暇がないままあっという間にあたしは上下のルームウエアがなくなって、少しだけひんやりとした空気が素肌に触れた

フルリと体が震えたのを涼太は見逃さず、すぐに温かい体で包んでたくさんのキスを体中に落としながら、わき腹をなぞって鎖骨に舌を滑らせて、敏感な飾りにさっきよりも強い刺激を与えた


「はぁっ……‼んっ……ぁっ……ぁんっ……」

「声、我慢してると力入っちゃうから、……いいんスよ」


ヤダ……

きかないで……

恥ずかしい……


ブラジャーも外されてあらわになった胸の先端がゆっくりと温かい中に包まれて、転がされるようにされるとあたしの意志に反して声は漏れて体が震えた。



「ぁっ……ゃっ……んっ………」


声が聞こえちゃう……

嫌だ…

聞かれたくない

見ないで

恥ずかしいっ……

聞かないで…




恥ずかしいっ‼‼



「つばき?」

「っ……ごめっ……恥ずかしいっ……」

「ちょっとぎゅってして休憩しよ?泣いちゃう程恥ずかしいなら今日は無理しなくていいんスよ?」




うそ……


あたし泣いてる?



SEXが初めてな訳でも、涼太のことが嫌なわけでもないのに……

どうして……?



大好きな人としてるのに…




どうしてあたし…






泣いてるの?





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