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北風と太陽【黒子のバスケ】

第1章 北風


side黄瀬


お風呂のお湯はぬるめ設定で、入っててものぼせたりする感じはないから少しずつ緊張を解いて体を預けてくれるつばきの肌にゆっくりと触れて


プルンとしてる二つのふくらみのうち一つをそっと包んで少しだけ形を変えた

「っ……ふっ……」

口を手で押さえて我慢してるのかくぐもった声で、ろうそくに照らされるうなじはさっきよりも赤くなってる


いくらお湯がぬるくても、これじゃのぼせちゃう



吸い付くような柔らかさから手を放してぎゅっと抱きしめると、脚の間につばき挟んでたせいで俺のがつばきの腰に触って、そこに一気に血液が集まった。




「俺も洗ったら出るから、先上がる?」


これまた無言でコクリと頷いて意思を伝えてくれたから、後ろから抱きしめたまま一緒に立ち上がって一緒に湯船から上がった


やば……
俺、ちょー反応してる…

分かってたけどこんな勃つのいつぶりだろ。
やっぱほんとに好きな人が相手の時はこっちも全然違う

バスルームに用意してあったタオルで咄嗟に隠して冷静を装いつつ、つばきを浴室から出して、自分はいつもより温度を下げたシャワーを一気に浴びた。

一向に収まらない自分に笑いそうなのに、こんなに思いが募ってるのなんて多分生まれて初めてで、一人で排泄しちゃう気にはならなかった。



つばきが出た時点でろうそくは消して普通の電気に切り替えたけど、撮影で使ったアロマキャンドルがまさか役に立つなんて思ってもなかった。
なんとなくでももらってきて正解だった。



体も頭もいつもより気を遣って洗って、爪がちゃんと短くなってるかチェックして、男くささが残りやすい耳の後ろは2度洗いした。


歯も磨いて準備万端でリビングに戻ると、目をきょろきょろ泳がせて一気に頬を赤くしたつばきが、恥ずかしそうに少し笑ってくれた。


すぐにでも寝室にって言いたいけど、隣に座って少し水分補給をして、体の熱を落ち着かせた。

つばきの頭をそっと引き寄せると、抵抗なく肩に頭を乗せてくれた

撫でてキスして、どっちの物か分からない銀糸が切れたのを合図におでこをくっつけた。


「ベッド…行く?」


小さくうなずいたつばきを抱き上げて寝室に入ると、一直線にベッドに向かって、少し硬めのスプリングにそっと降ろした。
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