第9章 セックス
僕はそう言われたので部屋のテーブルの前に座って待っていた。
まゆみは手際よく小麦粉とバターを鍋に入れ、ミルクを少量ずつ入れては手早くかき回しホワイトソースを作っていった。
マカロニも茹でてゆく。
そして、そのマカロニをホワイトソースに絡めてグラタン皿に流し込んだ。
大量のエビとチーズをその上に乗せてゆく。
それを、オーブンレンジに入れてタイマーをセットしてボタンを押した。
後は、焼きあがるまで待つだけだった。
次は、サラダを作り始めた。
トマトにキュウリに赤パプリカ、レタスを切ってはサラダボールに入れていく。
たちまちカラフルなサラダは出来上がってしまった。
次はスープだった。
顆粒コンソメを鍋に入れて水を入れ火にかける。
玉ねぎをスライスしてその鍋に入れた。
後は少量の塩で味付けをすれば出来上がりだった。
まゆみの料理は実に手際が良かった。
そうこうしているうちに、オーブンレンジの「ピー」という音がした。
マカロニエビグラタンが出来上がったのだ。
僕は出来上がったグラタンやサラダやスープにパンをテーブルに運んだ。
テーブルは一瞬にして賑やかになった。
僕はそれを見て食欲をそそられた。
「今日は来てくれてありがとう。私、嬉しいわ」
「僕こそ、お呼ばれしちゃって、嬉しいよ」