【R18】大好きな人と【ハイキュー&ヒロアカ短編集】
第1章 嫉妬【白布】
ガチャ
私の部屋に久しぶりに賢二郎が入ってくる。
「あれ、なんか増えてる」
「気づいた?これもらったんだ!可愛いでしょ、バリボーのぬいぐるみ」
するとまた不機嫌になりそうだったので
「潔子さんから!ね!」
「もう!すーぐ嫉妬するんだから!」
「…何も言ってないだろ」
「顔に出すぎ!」
「お前が悪い」
「えぇ!理不尽すぎる」
ははっと笑うと私を強く抱き締めてくる
「…!くるしっ」
「白鳥沢落ちるなよ、バカ」
「ええ!また!その話!ごめんって…」
「俺がくだらない嫉妬してるのはお前が落ちたせい」
「あっ全部そこにつながるの!?しかも全部私のせいにされてるし…!」
「大学は同じとこ行くからな」
「また無茶なことをっ…」
白鳥沢に落ちてしまって高校は別々になって、会う機会は減っちゃったけど、でもこうしてたまに会える時のドキドキ感って他校ならではなのかなって思う。
こうして2人きりの空間だって、初めてじゃないのに久しぶりだとドキドキしてしまう。