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【R18】大好きな人と【ハイキュー&ヒロアカ短編集】

第5章 初めて【岩泉】


ガチャっ

「みんなもう着替え終わったー?帰ろ!」

!!!

「??どうしたの?」

岩泉「…なんでもねーよ。帰るぞ」
「うん?みんなは?」
及川「俺らちょっと残ってくから2人先帰ってていーよ!」
「えーどうしたの?」
松川「ちょっと下ネタ話し足りなくてな」
「ごめんごめん入ったタイミング悪かったね!それならはじめも残ったほうがいいんじゃない?」
岩泉「いや…俺はもう腹一杯だ」
「?そっか、じゃあ帰ろうか」
及川花巻松川「おつかれーー!」


ニヤニヤした3人に挨拶をしてに気づかれないように睨みつけて部室を出る。鍵も戻さなくていいのでそのまま真っ直ぐ帰ることになった。
久しぶりの2人の帰り道だった。


「はじめも下ネタ話すんだね」
「いつも話してるわけじゃねーぞ」
「あははっねぇどんな話してたの?」
「!!!…それは…言えねぇ」
「そんなやばい話?」
「…………そういう話に興味あるのか?」
「うん…ちょっとあるよ」
「じゃあヤリたい…とか思うのか」

ムードのないことをさっそく聞いてしまった。雰囲気作りって聞いたそばからこれだ…


「思う…」
「!そうなのか…」
「はじめとなら…」
「!!……それは俺もだ…」
「……はじめそういうの興味ないかなって思ってた」
「…あるに決まってるだろ…お前こそないかと思ってた」
「あるよ…」

そう…だったのか。
じゃあやってみるか。…っていうのは違ぇよな。ムードってなんだ…わかんねぇ。くそ、松川にもっと聞いときゃよかった。


やべぇ、何も言葉が出てこねぇ


…………………


頭では色々考えているのにお互い無言で歩く。


先に口を開いたのはだった。


「はじめ」

「お、おう」

いきなり名前を呼ばれ驚く

「家上がってかない?」

「おう、いいのか…」

「今日お父さんとお母さん帰り遅くて、誰もいないんだよね」

「!そう…か…」

もしかして、誘ってくれてるのか…?
こういうのは男のほうから誘うべきなのに、くそっ俺はヘタレかよ…


グッと拳を握り、気合いを入れた


「…っし」

「なに気合い入れてるの?」

「!!なんでもねぇ」
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