• テキストサイズ

あの方々の守護霊は[atcr]

第4章 不安


 その後私は、おんさんにも驚かれてしまったが、最終的には信じて貰えたみたいである。その証明に、後日来たパソコンの点検業者から、本当に故障寸前だった部品が見つかったと報告があったらしく、そのまま修理に出すこととなった。
 私が幽霊が視えるということは秘密に、という約束もおんさんは守ってくれていて、会社中に私の噂が広がることもなかったが、別の噂が囁かれていた。
「あの人、最近おんさんと距離近くない?」
 それもそうである。私は、おんさんに頼まれてゲームのテストプレイを頼まれるようになっていたので、関わる回数が多くなっていたのだ。それに私は視えるし聞こえるので、気にしないフリをしていても、彼らに憑いてる守護霊の類があからさまにそのような態度を示すこともあった。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp