第11章 day8 荼毘 死柄木弔
コンプレスside
ボスに出ていけと言われたのもあるし
あまりに淫らに乱れるヒーリングガールを見ていられなくなって
部屋から出た
きっとあのままあの部屋にいたら
死柄木を押し退けてでもちゃんを犯していたかもしれない
『ぁっ‥‥弔‥くんっ‥』
薄いコンクリートの壁
中からは荼毘と死柄木の息遣い
淫らな水音
絶えず甘い声が聞こえる
そんな状況に俺の身体も薬を飲んだみたいに火照って
それはもう見事に俺の俺も反応して痛いくらいになっていた
ヴィランがヒーローを好きになる事だっていくらでもある
俺もそのうちの1人だった
「ただいま〜‥‥コンプレスはそこで何してるんですか?」
「トガちゃん?!あれ?!トガちゃんも今日泊まりだったよね?!」
「早く片付いたんです‥それより‥なんか可愛い声が聞こえます」
「トガちゃん?!」
漏れてきた声にトガちゃんが反応して
ドアにぴたりと耳を近付ける
「この声‥ちゃんですね?私もちゅうちゅうしたいです!」
「なっ?!ダメダメっ‥女子高生には刺激が強すぎるからおじさん許しません!」
「ちゃんの可愛い顔みたいです‥あのふわっふわのおっきいおっぱいも触ってみたい‥」
「なっ?!だからダメだって‥!!」
ガチャガチャとドアノブを引っ張るトガちゃんを抑えると今度はナカから扉が開いた
「何してんだよ‥騒がしいな」
「荼毘くんに‥弔くん‥‥にちゃんっ!」
死柄木に抱かれたまま意識を失ってんのか寝てんのか分からないちゃんにトガちゃんが駆け寄る
「はぁっ‥白くて綺麗な肌‥寝ててもかぁいい‥」
「風呂いれてくる」
「2人ともちゃんを独り占めしてズルい!私もちゅうちゅうしたいのにっ‥」
「ハイハイ‥トガちゃんも疲れたでしょ?早く寝ましょうね〜」
半ば強引にトガちゃんの背中を押してその場から去った
「はーっ‥‥俺も早く寝るとするか‥」
まぁそんな事言いながらも
風呂場から聞こえてくる可愛い声に結局朝まで寝ることはできなかった